「現時点では投げることは不可能な状態で、チームに迷惑がかかると思うので(交代の)意思を伝えました。非常に残念です」
黒田は24日の12球団選抜との練習試合に、3番手として8回から登板。代打・大村(ソフトバンク)の打球を右手に受けて降板した。試合後、福岡大付属病院で検査。骨に異常はないものの、打撲と診断されていた。投球再開までは1週間はかかる見込み。
黒田はこの日、選手ミーティングであいさつ。王監督は「投球再開がアメリカに行ってからになるとのことで、それでは時間がかかりすぎるから」と説明。シーズン開幕には間に合うと見られるが、上原らと投手陣の中心的存在をなしていたアテネ2勝右腕の離脱は痛手だ。
代わりの選手は久保田(阪神)だそうです。
全然話題になってないのが虚しい。
誰もいなくなった室内練習場に、前田はバットとタオルを持って現れた。ほかのナインはいない。地元のアルバイトにマシンの操作を命令すると、完全に“1人の世界”をつくり上げた。
場内に響くのは、バット、マシン、そして前田の不満から来る絶叫のみだった。「あー…」「何でや?」「これじゃ、ダメや」。そして度重なるため息だ。沈黙はあっても、感嘆の言葉を発することはない。
ナインのほとんどがメニューを終え、宿舎へ戻っても、前田は1球1球に全身全霊の集中力を注ぐ。「これが最後の球です―」。マシンを操作したアルバイトが話した最後の球をライナー性で打ち返しても、ニコリともしなかった。
27日でキャンプ打ち上げ。最終日は午前中のみの練習となることを考慮すれば、事実上の“打ち納め”だった。今キャンプ最長の90分間特打。練習を終えて、10分近くパイプいすに座り込んでも、その険しい表情が変わることはない。「この時期にきたからといっても、納得することなんか何もないよ」。“究極”を目指す人間は、キャンプ終了前日に、あえて自分を追い込んだ。
17日には、ブラウン監督から黒田とともに、キャプテンに任命された。指揮官の最初のお願いは「野球選手として、ウエートの仕方などを他の選手に教えてやってほしい。ただし、強制はしないようにしてくれ、と言われた」というものだった。現時点で積極的に相談に来る若手がいないのが少しばかり寂しいが「キャプテンとしての仕事はこれから」と表情を緩めた。
本当に前田さんは男前ですね。
やはり怖くて近寄りがたいのか?
清川栄治コーチは「ベイル30セーブ、永川20セーブが理想」と明言し、ベイル、永川勝浩両投手に抑えを任せるプランを示した。「肩は消耗品」というブラウン監督の考えを先発だけでなく、抑えにも浸透させる。
Wストッパーか・・・津田・大野。
「セカンドにも慣れていきたい。試合に出るためには何でもやる」
どちらにしろ開幕スタメンはほぼ決まりか?
ブラウン監督は野手には栗原、投手では大竹に監督賞を与えた。「ムダのない1カ月だった。大竹、栗原以外にも色々な選手がアピールしてくれた」と同監督。栗原は「投手の球速が速くなってくる時にも打ちたい」。大竹も「これからが本当の勝負」と気を引き締めていた。
大竹は二年連続か。
大竹は15勝、栗原には3割30本を期待。