今日のスタック解決


お祭り騒ぎは、もうお終い。今回は愛をめぐる三つの物語だ。暗澹たる日々に埋もれた無様な青年。悪意から逃れられない少女を護り続ける少年。密室状況の屋敷の中で繰り広げられる、贖罪を含んだ惨殺劇。それらは歪んでいて、壊れていて、間違っている。でも確かに愛の物語なのだ。俺は行動を開始した。その目的は、水没した全てのものを引き戻すため。そして、その果てに浮かび上がる真相。そこにはもう、馬鹿げた世界は存在しない。

まさか中村一義から引用してくるとは。
というわけで「ERA」「100s」を聞きながら読みました。
やっぱ中村一義はマジ天才。
で、中味の方なんですが、これは傑作!ちゃんとオチついてるし。
やっぱユヤタンの売りは痛さだと思ってるんですが
序盤は珍しく痛さが表立ってない。
でも段々じわじわとやってくるわけですよ、痛さが。もうたまらん。
ユヤタン本人の体験(自分の事を書いた。本人談)が入ってるとことかね、
もうイタイ、イタイよ。
流石テロルと同時期に書かれた作品だww
後、ミステリ部分ですが、これに関してはファウスト文芸合宿時の

僕は叙述派です。楽ですから(笑)。
しかも絶対に判らない卑怯な叙述だ!悪いか!

この発言で十分でしょうww。


水没ピアノ」に心を打たれたので
久し振りにミステリ版の佐藤友哉スレを覗いてみたら

631 名前: 名無しのオプ
台湾版ファウスト鏡家サーガ3冊手に入れました。
ファウスト裏表紙の書籍紹介で、ゆやたんの扱いがなんか微妙。

最佳新人王    西尾維新
密室殺人強打者 清涼院流水
強力電波男    佐藤友哉   ←これ褒めてるのかな…?
科幻写手      冲方丁

鏡家の中国語版は、サブカル的なネタが全部註で解説されてるんで、
普通に日本語版を理解するのに役に立つよ。
フリッカー式では「オバQ」「ミウミウ」「スーパーマリオ」の
解説から始まって、1章だけで30個註がついてる。

ちょww強力電波男てww
清涼院流水先生の強打者にも吹いたがww

クドリャフカの順番―「十文字」事件

クドリャフカの順番―「十文字」事件


待望の文化祭が始まった。何事にも積極的に関わらず“省エネ”をモットーとする折木奉太郎は呑気に参加する予定だったが、彼が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。十文字と名乗る犯人が盗んだものは、碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!千載一遇のチャンスを前に盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は「十文字」事件の謎に挑むはめに!米沢穂信が描く、さわやかでちょっぴりホロ苦い青春ミステリ。

学園祭物としては秀逸。
でもやっぱ<古典部>シリーズは読んでて退屈だなぁ。


退魔を世業とする陰陽師の家系―『星之宮』の双子、姉の御影と弟の光輝。陰陽術の才能溢れる御影に対し才能ゼロの光輝は、偶然出会った魔術師に『精霊を視る能力』を認められ、独り海外に赴く。そして約一年後、精霊術を習得し自信を付けて帰国した光輝は御影が案ずるのをよそに、父からずっと蔑まれて受けた屈辱を返すべく試合を申し込む。―それが連続怪奇事件の始まりだった…。

粗い。けど、続刊を読んで見ようと思わせるレベルではある。

大久保町の決闘 (電撃文庫)

大久保町の決闘 (電撃文庫)


兵庫県明石市大久保町はガンマンの町である。ここでは男はみんな拳銃を携帯しているし、決闘で人を殺しても罪にはならない。そんな馬鹿なと言われても本当のことである。この本に嘘はない。受験をひかえた高校三年生の光則は、勉強に専念しようと母の田舎である大久保町へやってきた。異様な景色に驚く間もなくいきなり決闘に巻き込まれたり、あたふたするうち凄腕のガンマンとかんちがいされたり、もうどんどんいろいろ巻き込まれる光則の夏休みはすごい。衝撃のノンストップギャグアクションコメディロマンスウェスタン。

こ れ は ひ ど い(注:誉め言葉です)
何だこのB球映画は(注:かなりの誉め言葉です)
続きが読みたいけど見つかんない…。