今日のプロ野球

日本プロ野球組織(NPB)と労組日本プロ野球選手会宮本慎也会長=ヤクルト)が諸問題を話し合う構造改革協議会が30日、都内で開かれ、前年度145日以上出場登録された選手が翌シーズン故障で出場できない期間があった場合、一定の日数についてフリーエージェント(FA)資格取得のための日数に算入できる特例措置を設けることで合意した。
 球団経営者側は、加算できる日数の上限を30日とする案を示したが、選手会側の要望は2カ月と開きがあり、故障の対象範囲なども含めて今後細部を詰める。
 2年間の暫定期間を終えたドラフト制度の見直しも議題になり、選手会側は希望入団枠の撤廃のほか、スカウト活動の具体的な禁止事項や罰則を明確にするよう求めた。

選手会側に押し切られた形か。

ソフトバンクフリオ・ズレータ内野手(31)が自由契約選手となることが30日、決まった。同日締め切られたソフトバンクの保留選手名簿に、同内野手の名が記載されていなかった。12月1日に自由契約選手として公示され、以降、他球団との交渉が自由となる。
 ソフトバンクは、単年300万ドル(約3億4800万円)を基本線に条件提示していたが、独占交渉権があったこの日までに複数年を希望するズレータと合意できなかった。今後も交渉は続ける方針。金額は推定。