今日のプロ野球

リーグ4連覇と日本一連覇へ、虎とタッグを組む!来年2月の巨人の宮崎キャンプで、新日本プロレスの4代目タイガーマスク(39)が“臨時トレーニングコーチ”を務める可能性があることが30日、分かった。タイガーマスクと親交のある原辰徳監督(51)が打診したもので、実現すれば体重増を目指す選手にとっては貴重な時間となりそうだ。

 事の発端は今年9月6日のヤクルト戦だった。東京ドームを訪れたタイガーマスクが試合前の巨人ベンチを表敬訪問。7月中旬に遠征先の福島で知人を介して初対面を果たしていた原監督から「宮崎キャンプで若手にウエートを教えてくれ」と依頼され「時間が合えば行きます」と前向きな姿勢を見せていた。

 この日、タイガーマスクは「来年は寅(とら)年だし、ぜひキャンプに行きたい。(新日本の)真壁も一緒に連れていければ。2月14日の両国国技館大会が終われば体もフリーになるので」とあらためて“臨時コーチ”に意欲を見せた。原監督からは「キャンプに来たら(フリー打撃で)打っていい」と許可されており「日帰りでなく、泊まりでキャンプ地に通いたい」と目を輝かせた。

 タイガーマスクは大の巨人ファン。「小さいころのあこがれの人は、初代タイガーマスク(現在の師匠)、原監督、松田聖子」と話すほどだ。8月15日にIWGPジュニアヘビー級王座で敗戦したため、表敬訪問した際にはプロレス通の原監督から「タイガーマスクは負けては駄目だよ」と熱い激励を受け、11月8日に王座を奪取している。

 レスラーは相手を攻撃するだけでなく、相手からの攻撃を受け止めるために強じんな肉体をつくり上げる。チームには坂本、松本、山口ら細身の選手が多く、特に来季から先発に転向する山口は投げるスタミナに直結する体重の維持を目標のひとつに掲げている。体を大きくすることに関しては“プロ”でもあるタイガーマスクからウエートや食生活の面で貴重なアドバイスがもらえそうだ。

 「自分も野球から取り入れたいものがある」とタイガーマスク。V4と日本一連覇を目指す原巨人との“強力タッグ”が実現すれば、大きな話題を呼ぶことは間違いない。

へー。