Summer of love

気温差凄すぎる。


珍しく予算潤沢っぽいTRIGGER。
掴みはええんでね?

清滝一門の祝賀会。師匠である清滝鋼介九段から叩きつけられたその言葉に、八一は衝撃を受ける。順位戦―名人へと続く階段で、昇級のチャンスを迎えた八一と、降級の危機にある清滝。師匠の苦しみを理解しつつも八一は己の研究を信じて破竹の進撃を続ける。一方、棋力のみならず将棋への熱をも失いかけていた清滝は―。「衰えを自覚した棋士が取れる手段は二つ…」残酷な運命に抗うのか、従うのか、それとも…?笑いあり涙ありの浪速ド根性将棋ラノベ、号泣必死の第7巻!

現代将棋についていけない老いた将棋指し達の話。
アニメ放映タイミングで老人の泥臭い話ぶっこむのがらしい。

「さあ、始まりの終わりを始めよう」日常と異能が交わり、物語は引き返せない『最終巻』へと突入する。結局どれだけ取り繕おうと、この物語は虚構だった。全ては誰かが書いた欺瞞の積み重ねでしかなく、砂上に描かれた絵のように儚く消えゆくだけの一夜の夢でしかなかった。俺もみんなも、所詮は創作されたキャラクターに過ぎないのだろう。宙ぶらりんのまま忘れ去られようとしていた物語は思い出したように終わりを迎える。絵にも描けないぐらい眩しく輝く黒歴史に一つの終止符が打たれる。観客のいなくなった舞台でそれでも叫び続けよう。「俺達は本物だ。虚構じゃない」『厨二病』エンタメ、堂々大団焔!

シリーズ物の最終回とはどうあるべきかというテーマ。
キャラを通して作者の持論が語られる
メタメタしい凝った構成に満足。

異世界か。全国よりはヌルいな」
超高校級の天才テニスプレイヤー相馬王助。全国を制した彼はある日、異世界に『英雄』として召喚される。

「ボ、ボールが分身した!?」
「残像だったの!? す、すごい!」
「『ゾーン』!? なにそれ!?」
彼を召喚した魔術師エリーシャは究極のテニスに驚愕してばかり。
「この程度、全国じゃ必須スキルだ」

異能を超えた異能――テニス。
竜を一撃で葬り、魔の軍勢を殲滅し騎士団の精鋭を容易く撃破する。
『魔王』も『勇者』も、強くなりすぎた『テニスプレイヤー』には敵わない!

常識置き去りのスーパー・テニスファンタジー、試合開始!!

テニヌと異世界要素の組み合わせは中々マッチしてた。
ドラゴンの炎は地方予選レベルか。
ラノベ流行研究しまくって
結局出すのは一発ネタという望公太が好きだ。

幼女戦記 9 Omnes una manet nox

幼女戦記 9 Omnes una manet nox

幼女(バケモノ)さえ抜け出せぬ混沌。

療養・再装備のため、帝都へ帰還したレルゲン戦闘団。
そこで目にしたのは、死という非日常に慣れてしまった祖国の日常だった。
激烈に損耗し、閉塞感に囚われた帝国の世論は
あまりにも『勝利』を渇望してやまない。

そして新たにターニャに与えられた「無理」な仕事は、
潜水艦による敵戦隊の捜索撃滅。
秘密兵器はMAD手製の大型魚雷。

死力を燃やし尽くしてなお、その先にも暗闇が横たわる。
己に平穏を――。
ターニャのささやかな願望さえも、あまりに遠い。
出口のない戦争は激化の一途をたどる。

泥舟な帝国。久々登場のドクトルがウッキウキで笑う。
軍事クーデターやら転職やら
不穏なワードが多く、先が楽しみだ。


スタック数  112冊→108冊

2017年度解決数 15冊→19冊