drinkin' too much


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季節はまた春を迎えようとしていた。同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。―だからせめて、この模造品に、壊れるほどの傷をつけ、たった一つの本物に。故意にまちがう俺の青春を、終わらせるのだ―。過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。まちがい続ける物語が終わり…そしてきっとまだ青春は続いていく。シリーズ完結巻。

面倒くさいヒッキーを神の視点から生暖かく見守る物語。完結。
ヒッキーなりの真っ直ぐが見れて良かった。回りくどい告白シーン、言葉では伝えきれない感じ…最高だった。
三角関係の結末自体はわかりきってた話だったけど
締めのシーンは想像よりずっと良かった。出会って良かったと思える作品。
MVPは平塚先生。葉山は尊い
心残りがあるのとすれば姉のんと葉山の話は短編で何かやって欲しいよ。


ぼくの妹は息をしている(仮) (電撃文庫)

ぼくの妹は息をしている(仮) (電撃文庫)

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「人を殺す小説を書きてえなあ。」どうせ小説を書くのならそんな小説がいいと、ぼくは常々思っていた。そしてかばんの中には、そんなぼくの「処女作」がある。そう、自分の「脳」を用いた自動執筆装置によって、ぼくはついに小説の作者になったのだ。さて、どんな物語が出来るのだろうか。最初に登場したのは真っ白な髪をした美少女、妹のユキ。風呂まで一緒に入りたがる兄離れできない甘えん坊。ん?なんか萌え萌えしたラノベ的波動を感じるが、ぼくの小説に限って―。うぅ―。意識を取り戻したぼくを、金髪美少女のかりんが迎える。「あなたの小説について、先生がお待ちです―」さっきのは夢?ぼ、ぼくの小説は―?

あらすじからSF畑の人だと思ったので購入。
メタなのが読みたい気分だったので丁度良かった。
電撃はたまにこういうの出すな。
どこから拾ってきたのかわからないが、宮澤伊織みたいになって欲しい。


スタック数  102冊→104冊

2019年度解決数 183冊→185冊