不思議も異変もない日常を、ハルヒとSOS団の「直観」が読み解く！250ページを超える完全書き下ろし「鶴屋さんの挑戦」に、画集・雑誌に収録された2編の短編を加えた待望の「涼宮ハルヒ」シリーズ最新刊（2020年10月時点）！
唐突な戦闘妖精雪風で草。神林長平トリビュートに谷川流も参加して欲しかったな。
しかしまさかハルヒで深水黎一郎の名前を見ることになるとは。
本筋は全く進まないので、ミステリ好き、もしくはラノベマニアかそうじゃないかで評価の分かれる1冊だと思う。
自分は読書家、評論系出身の作者らしい要素が詰まった「鶴屋さんの挑戦」が面白かった。
全知全能の神ハルヒがいる作品での後期クイーン問題。
この一点で、ハルヒでやる必要のない話を押し通しているのがメタメタしいが面白い。
ラノベミステリ界での奇書として今後界隈で語り継がれると思う。
シリーズ的に見ると、キョンが今後について色々考えているようなので興味深いが
あんまり続きを書く気なさそうなのが残念ではある。
スタック数 106冊→105冊
2020年度解決数 173冊→174冊
