学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。異性交友を求めて学習塾に通い始めた彼だが、女性講師や委員長に絡むホストから彼女らをかばい、売り言葉に買い言葉でホストクラブに入店。No.1ホストと売上勝負をすることに。西野のホスト入店に罪悪感を持つ委員長の協力もあり、接客を特訓し売上向上を目指していく。
一方、彼の身辺では【ノーマル】の扱いを巡り、大きく状況が動き始めた。狙われた同級生、繰り返される襲撃、そして、逃避行。異能世界最強の少年に危機が訪れる中、二年Ａ組の人間模様にも変化が現れる。遂に「彼女」が陥落の【ホスト編】、圧倒的ボリュームでのご案内！
楽しみだったホスト編+オールスターシリアス編。
ハードルを軽く超えてくる面白さで超満足。
笑いあり、カタルシスあり、当たりのハリウッド映画みたいだ。
9～10巻の売り上げで続けるかどうか決めるって言ってたけど
最高の出来でぶっこんで来たのは凄いなぁ。
来月の新シリーズも楽しみだけど、こっちも続いて欲しい。
しかし委員長もう普通の生活送れなさそうだが、良いのやら悪いのやら。
孤立してきたから気づけた、本当の気持ち。
デートの帰り道、意を決して愛河に告白した業平。しかし、愛河には「つきあうことはできない」と断られてしまう。
その理由は、高鷲が意図せずココロオープンで業平に見せた【好き】の文字。
その場に遭遇した愛河は、高鷲の気持ちを知っておいて裏切るような真似はできないと言って、業平の告白を断ったのだった。中途半端に振られてしまい、やり場のない感情を抱えたまま人研の部室で顔を合わせるのも気まずくなってしまう二人。一方、高鷲は自分が原因になったとはつゆ知らず、三人の中に微妙な距離が生まれてしまう。
だが、このままじゃ終われない！ 愛河への気持ちを諦めきれない業平は再び立ち上がり、愛河への告白を決意する！ その前に、業平には決着をつけなければならない【好き】の二文字が待ち受けていた…。その頃、業平と高鷲が両想いだと思い込んでいる愛河は、二人を結びつけるために高鷲を呼び出す。そこで初めて、高鷲は自分がココロオープンで【好き】と表示していたことを知り――。
お互いの存在が大事だからこそすれ違ってしまう、３人が見つける本当の気持ちとは…！？ 残念系能力者達の青春ラブコメ、ついに完結！！
なるほど。この結末は良いな。
作者らしい変わったラブコメに仕上がった。
遊川夕妃の実験手記 仮面じかけのエンドロール (星海社FICTIONS)
- 作者:綿世 景
- 発売日: 2020/12/17
- メディア: 単行本
目が覚めると、そこは殺人ホテルだったーー
”お金持ち”黒革裁可(くろかわさいか)から映画制作の破格のオファーを受けた遊川夕妃(ゆうかわゆうき)と千代倉和(ちよくらなごみ)。撮影のため黒革からの招きに応じた2人だが、気づくと他8名の“異常者“と共に「狼と羊ホテル」に閉じ込められていた。
仮面の着用と偽名の使用が義務付けられ、義務を破れば死が訪れるーー常軌を逸したルールのもと、誰もが殺人者と被害者に成り得る状況下で、連続殺人の幕が上がるーー
この過酷な殺人連鎖(デスゲーム)を生き抜き、謎を解き明かすことができるのか。
破天荒女探偵“遊川夕妃の実験手記“シリーズ、第2弾!!
ファウスト系の流れを汲んでくれて嬉しい。
良い出来。
- 作者:白河 三兎
- 発売日: 2020/12/23
- メディア: 文庫
私たちが、先生を殺した。校舎の窓から飛び降りた担任教師。遺書は残されていなかった。学校側は否定しているが、彼の自殺の原因はこのクラスの全員が知っている。先生を追い詰めたものの正体は――。それぞれの思惑が渦巻き、秘密と後悔を胸の内に抱えながらも奇妙な平穏が続く理系特進クラス。ある朝、ひとりの転校生の出現によって、教室の「贖罪」が、始まった――。すれ違いの連続が生む悪意なき残酷さ、章を追うごとに明らかになる衝撃の真実。「人の心は誰にも見えない。だから私たちは罪を償う」痛みを越えて成長する高校生たちの青春と贖罪の物語。
ジェットコースター群像劇。
行動力凄い奴多いので、スピードについていくのに戸惑った。
ありあまる才能を“趣味”に費やす変人少女は、未来の出来事を写すカメラと僕をお供に、学園に潜む謎を探している。今の彼女の興味は、人が忽然と姿を消すという巷を騒がす都市伝説。僕の執筆時間は今日も削られる。
なんちゃって謎解きもの。後半の展開のギャップは中々厳しいが
ヒロインを魅力的に描くという目的は達せていたと思う。
ハルヒとキョンしかいない『ハルヒ』ってこんなんかも。
変なラノベ好きにはたまらない。
スタック数 110冊→105冊
2020年度解決数 188冊→193冊
