今日のディスクレビュー

ERA

ERA

当時中学生だった僕は日本のチャートトップにうんざりしていた。
そこでマイナーなミュージシャンを探していた時に、天才・中村一義に出会った。
1, 2, 3をラジオで聞いて、気になっていたのでこのアルバムを買って衝撃を受けた。
クラシックの威風堂々を歌にしているし、
21秒間の沈黙という音がない曲もある(4分33秒の沈黙のパロディ?)。
インストだけの曲が次の曲を引き立たせている。
間違いなく傑作アルバム。1番好きな曲は「ジュビリー」かな?
このアルバムが僕に日本のマイナー所に目を向けさせるきっかけになった。
中村一義の作品の中では聞きやすい(1st「金字塔」も傑作だけど、かなり癖がある)ので、
ぜひ聞いてみてください。
「君の眼に映る僕を、僕は知れない。
 そう、だから、君に会うのは、自分と会うみたい」
    -中村一義「君の声」-