今日読み返した本

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

戯言シリーズ」の第2作にしてシリーズ最高傑作。っていうか西尾維新の最高傑作かな?
きみとぼくの壊れた世界」や、りすかも良いが。「戯言シリーズ」はこれ以降
本気で冒険活劇になってるので。この作品が浮いてるだけかもしれないが。
後、ミステリっぽくないなぁ。まあ2000年以降デビューの新本格作家はこんなもんなんだが。
やっぱり登場人物の描写は凄いね。とにかく濃いのしか出てきませんが。
キャラクター小説と言われる所以だな。パロディ多いし。
ラストまで話の構成が素晴らしい。ミステリ部分は強引だが。
嫌われているらしい、主人公は結構好きだ。まあずっと主人公の視点で描かれているのに
その主人公が嘘吐きなのは問題かもしれないが。
前作を読んでなくても大丈夫なので、興味がある人は読んでみる事を勧める。
「戯言だからな 結局」-僕(語り部・主人公)-