先発はキャンプ２日目に打診された。「得意球を聞かれたので『全部』と答えたら、それは先発向きだと言われた」。ブラウン監督は横山のフォームをビデオでチェックし、故障歴のある右肩に不安はないと判断。球数制限を導入する先発での可能性を説いた。
横山の気持ちは揺れている。「ローテーションで１００球を投げ続けられるかが不安」。右肩の疲労蓄積を懸念しながらも、「もう一度、チャンスをもらえたことに喜びもある」と１９９９年に先発で７勝した残像を描く。
右肩は大丈夫なんかねぇ。
新人右腕・梅原が仰天プランをぶちあげた。「“ガン黒”になりたいんです。知り合いを通じて広島で日サロ（日焼けサロン）を探しているんです」。理由は日焼けした憧れのエース・黒田や栗原が「かっこいいから」。「曇りばかりで焼けなくて…」と見た目はこれから？この日は同じく新人・梵とともに琉球村でリラックス。右肩の張りで送球プレーを抑えていた梵も「休めたので大丈夫です」と問題なしを強調した。
梅原は面白いな。
鬼ヨメ？ 広島福井は夫の帰りを待つ愛妻に毎日電話を欠かさない。３日の会話。沖縄では本土の新聞が読めないだけに「スポーツ新聞買ってきて。オレ載ってるかも」と頼むと、数分後に電話が返ってきた。「アンタ何よこれ…。たまには野球の話で載りなさいよ！」。夫人が見た３日付紙面には、鬼のお面をかぶって踊っているダンナの姿があった。
福井・・・。
