今日のスタック解決

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)


日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来。エリートへの道は唯一、「大東京学園」の卒業総代になることであった。しかし、苛酷な入学試験レースをくぐりぬけたアキラとシゲルを待ち受けていたのは、前世紀サブカルチャーの歪んだ遺物と、閉ざされた未来への絶望が支配するキャンパスだった。やがて最下級の「新宿」クラスと接触したアキラは、学園の驚くべき秘密を目にするが…。

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)


「大東京学園」の存在意義に疑問を感じはじめたアキラは、何者かの計略により「新宿」クラスへと降格になってしまう。そこでは、リーダーのシマバラはじめ13人の生徒たちが、学園からの脱走計画に命を燃やしていた。一方、肉親の死に絶望し、20世紀への思慕を募らせるシゲル。それぞれの想いが交錯するなか、学園最大のイベント「大東京オリンピック」の開催日にして、“脱走の特異日”である10月10日が迫っていた―。

近未来版「大脱走」。
作品内には前世紀サブカルチャーへのオマージュやパロディが山盛り。
方向性としては「20世紀少年」とかに近いものを感じる。
こういう馬鹿馬鹿しい話は好きだなぁ。
読む人を選びそうな作品ではある。ラストとか。

クレイジーカンガルーの夏 (GA文庫)

クレイジーカンガルーの夏 (GA文庫)


田んぼの上を通り過ぎるジャンボジェット。ラジカセから流れる「はっぴいえんど」の歌。中学一年の夏休み。須田広樹が待ちに待った夏休みは、仲の良い秀一や敬道、それに東京から転校してきた、ちょっとあか抜けた感じの従兄弟・冽史を交えてにぎやかに始まった。プールで遊んで、昨日のガンダムの話で盛り上がって、大人のリクツなんかには全然納得したくなくて…いつまでも続けばいいと思っていた。そんなある日、冽史の家の事情をきっかけに、4人はちょっとした冒険を試みることになるのだった。誰しも心のどこかに残している少年時代が色鮮やかに蘇る、ちょっとノスタルジックなストーリー。

普通にジュブナイルですね。GA文庫はこういう作品も出すのか。
内容的には文春文庫とかで出ていそうな感じ。
男の子しか出てこないので、てっきり作者は男性だと思ってたら、女性なんですね。
79年代を演出する小道具(ガンダムとか)の使い方に違和感があると思ったら
リアルタイムで見ていたわけでは無く、ググって調べただけなのか。
そこが残念かなぁ。作者の今後には期待は出来そう。
そういや関西弁は気にならなかった。
どうやら僕は有川浩が書く関西弁だけが駄目な様だ。