今日のプロ野球

長距離走マエケンがダントツトップだった模様。流石だ。

楽天の新外国人投手フアン・モリーヨ投手(26)が3日、ブルペンで自慢の快速球を披露した。受けた中谷仁捕手(30)が「メッチャ速い」と舌を巻けば、佐藤義則投手コーチ(55)も「田中より速い」と早くもチーム最速を“認定”。福盛和男投手(33)とのクローザー争いが、早くもヒートアップしてきた。

 空気を切り裂き、ミットをたたく乾いた音がブルペンに響いた。MAX167キロを誇るモリーヨが、ついにベールを脱いだ。スライダー、チェンジアップを交えて50球を投げ込んだ、この日。初日にブルペン入りしてから中1日での“登板”となったが、「8割くらいの力で投げた。肩の調子は日に日に良くなってきているよ」とさらり。だが、本人のノンビリ口調とは裏腹に、周囲には衝撃が走った。

 受けた中谷が「速い! キャンプで一番? そりゃそうだ。球速? 2か月間受けていなかったから分からないけれど、メッチャ速いよ」と驚がくの表情で言えば、見守った佐藤コーチも「スピードだけなら十分使える。フォームも思っていたより良かったな。(チーム最速の)田中より速い」と“マー君超え”を証言。早くも及第点を与えた。

 昨年、抑え役として活躍した福盛がキャンプ初日から捕手を座らせ、万全な状態をアピールしたが、この日は、モリーヨが負けじの猛アピール。日に日に熾烈(しれつ)になるクローザー争いに、佐藤コーチも「経験がある福盛もいるので、争いは(モリーヨと福盛の)2人になるだろう」と、チーム内競争の激化ににんまりだ。

 “杜(もり)”の都・仙台に君臨するストッパーは果たして、“モリ”ーヨか、福“盛”か、2人の熱い争いが、さらにチームも“盛り”上げていく。

160kmを超えるとなると流石にワクワクしてくるな。