今日のスタック解決

夜魔―怪 (メディアワークス文庫)

夜魔―怪 (メディアワークス文庫)


恐怖はココロの隙間に入り込む―「君の『願望』は―何だね?そして、君の『絶望』は―」満開の夜桜の下、思わず見とれるほど妖しく綺麗に佇んでいたのは、密かに憧れていた従姉だった。彼女はその晩、桜の木で首を吊る。―彼女は桜の中にいる。―彼女に会いたい。そう信じ、願う男は、遂に夜色の外套を身に纏う昏闇の使者と遭遇する。曰く、暗闇より現れ、人の望みを叶えるという生きた都市伝説。夜より生まれ、この都市に棲むという、永劫の刻を生きる魔人。鬼才が紡ぐ渾身の怪奇譚。

甲田学人。結構グロいんだな。
悪くない。


海と山に囲まれた、風光明媚な街、蝦蟇倉。この街ではなぜか年間平均十五件もの不可能犯罪が起こるという。マンション、レストラン、港に神社、美術館。卒業間近の大学生、春休みを迎えた高校生、会食中の社会人、休日を過ごす教師。舞台も人も選ばずに、事件はいつでも起こっている―。様々な不可思議に包まれた街・蝦蟇倉へようこそ!今注目の作家たちが、全員で作り上げた架空の街を舞台に描く、超豪華競作アンソロジー第二弾。

どれも力作。越谷オサムは作風変えたなぁ。
3弾もやるのかな?

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)



砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作。

なんというロマン溢れるミステリ。
その土地の情景が目に浮かぶような巧みな文章
旅ガイドとか好きな玉吉にはたまらん。
ロジックも風土に合わせたモノで感心する。
褒める所しかないわ。


総スタック数  131冊→128冊

2010年度解決数  69冊→72冊