今日のスタック解決

前略。ねこと天使と同居はじめました。 (HJ文庫 ひ)

前略。ねこと天使と同居はじめました。 (HJ文庫 ひ)


高校教諭の水上悟は帰り道、道端に捨てられていた3匹の猫と15歳前後の少女、澪を拾い
共同生活を始めた。自分のことなどはほとんど覚えていない澪だが、猫たちと会話が出来ている節はあるし、
あまつさえオタク知識の豊富さは驚異的と、不思議なことがいっぱい。
それもそのはず、これは天界の天使たちの悪だくみ。澪と悟と猫たちの運命は!?

主人公の名前が某漫画家っぽいので購入。
擬音の多さとテンションの高さが
第1回大賞に似てるなと思ったww
HJ編集部は冬樹忍みたいなのが良いのか?

わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)

わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)


人はいったい体のどこで考えているのか。それは脳、ではなく歯―人並みはずれて健康な奥歯、であると決めた“わたし”は、歯科助手に転職し、恋人の青木を想い、まだ見ぬ我が子にむけ日記を綴る。哲学的テーマをリズミカルな独創的文体で描き、芥川賞候補となった表題作ほか一編を収録。著者初の小説集。

タイトル負け。特に目新しくもない。
玉吉が大阪弁を小説で読むのが嫌いなだけかもしれないが。

かいぶつのまち

かいぶつのまち


演劇大会の前日、出演者たちが次々に体調を崩し、上演作品「かいぶつのまち」に見立てたかのように主人公に繰り返し凶器が届く。元「羅針盤」メンバーは、後輩との壁の大きさに戸惑いながらも、その隙間に巣くう「かいぶつ」を探し始める。心打つ青春ミステリー。

島荘福山ばらのまちミステリ新人賞から2作目。
前作『少女たちの羅針盤』は映画化進行中らしいし
新人賞はそこそこ成功なんじゃなかろうか。
今作も女流作家らしく
なんともいえない人間関係の妙が見所。
告発シーンへの持っていき方も良い。
今後の作品も見かけたら購入しようと思う。
そういやこの人、元漫画家なんだな。


総スタック数  129冊→126冊

2010年度解決数  248冊→251冊