- 作者: 間宮夏生,白味噌
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 文庫
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退屈な日常から抜け出したいと思いながら毎日を過ごすシニカル男子・野々村。ある日、彼は美人で成績優秀、ゴシップが絶えない謎多きクラスのアイドル・月森葉子のノートを拾う。そんなアイドルのノートからはみ出した紙切れには彼女のイメージとは程遠い言葉―「殺しのレシピ」という見出しが書かれていた。思わず持ち帰ってしまった彼は翌日、月森に探し物がないかと尋ねるが、彼女からは「いいえ」という返事。そして数日後、彼女の父親が事故死する…。第16回電撃小説大賞最終選考作、ついに登場。
信頼と安心の電撃最終選考作。
主人公が予想外に人間味のある男でよかった。
このへんがメイワク文庫と電撃文庫の境目か。
- 作者: おかもと(仮),YAZA
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 文庫
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才能はなく、お金もなく、だが働きたくない。ないない尽くしのダメ大学生・柏木は、食糧を求めて入り込んだ山の中で、奇妙な遺跡を発見する。遺跡の中で出会った少女が持つ、凄まじい詩の才能を目の当たりにした彼は、彼女をデシ子と名づけ、妹として自分の家に住まわせ始める。柏木の目的は、彼女の詩を自分のものとして売りさばくことだった。目論見は成功し、一躍大金持ちとなる柏木だったが、謎の美女が彼の前に現れ……。
あぁ素晴らしきゴミ主人公。ここで作品の好き嫌いが分かれるだろうけど
玉吉的には好感度MAX。奴はゴミである事をわかってるゴミ。
一見ゴミみたいだが味のあるイラストも良い。内容とベストマッチ。
そしてゴミみたいなあとがき・・・
色々合わさってかなり禍々しいオーラを放っている怪作。
さっきからゴミゴミ連呼してるけど、滅茶苦茶褒めてるんだぜ。
ど真ん中ストレートな馬鹿小説。
正直ラノベでは
中村九郎『黒白キューピッド』を読んだ時以来の衝撃。
全体的な構成はありきたりなんだけど
日常の描写とか諸々の流れがフリーダムすぐる。
狙ってやってるのかリアルに下手なだけなのかはわからないがセンス良い。
読んでて気持ち良いわ。
おそらくこのラノ大賞でなければ1次選考で落ちているはず。
この作品だけでこの賞の価値はある。
期待を込めて全作購入していて良かった。
まぁ売れないと思うんで保存用にもう2冊ほど買ってこよう。
2作目出るといいな。
総スタック数 125冊→123冊
2010年度解決数 299冊→301冊