今日のスタック解決

ライアー・ライセンス (電撃文庫)

ライアー・ライセンス (電撃文庫)


表向きはエリート校だが、実は現代の義賊「怪盗」の素質である“機能”を持つ者だけが入学可能な「森ノ宮学院」。その学院へ兄の名で入り込んだ少年・杉崎渉。彼は代々、大怪盗を輩出する杉崎家の双子の弟として生まれながら怪盗の能力が発現されず、分家から蔑まれてきた。彼の兄・八尋も能力の発現はなかったが、類稀な嘘の才能を発揮、周囲を欺き怪盗を目指していた。だが、ある事件により志半ばで他界してしまう。渉は兄に代わり、能力者たちを見返すため怪盗になることを決意するが…。

テンプレ厨ニ主人公キター!
そうそうこの斜に構えた感じ。
ストーリーも王道で中々。でも次を買うかというとあやしい。

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)


数年前まで女子校だった高校に転入した少年、岸嶺健吾。周囲が女子ばかりというハーレム環境にもかかわらず、人づきあいの苦手な彼は、唯一の趣味である読書に没頭し、静かに暮らしていた。しかし、いままで無縁だった部活動に参加することになり、彼の高校生活は波乱万丈なものへと変わっていく…。彼が入部したのは、現代遊戯部―つまりはゲーム部。美人生徒会長や変態教師という心強い(!?)仲間に支えられ、岸嶺は思わぬ才能を発揮するのだった。平凡だった一人の少年の、刺激的なゲーマー人生が、いま幕を開ける。

聞いた名前だと思ったら富士見からの移籍か。
この辺りのファンタジア組はちょっと真面目すぎるんだよな。
もっとはっちゃけて欲しい。

マルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11)

マルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11)


マルドゥック・スクランブル』『ヴェロシティ』、そして第3部『アノニマス

刊行開始から8年を経て、コミック化、劇場アニメ化と、なお広がりをみせるマルドゥック・シリーズ。
本書ではバロット、ウフコック、ボイルドの過去と現在、そして未来を結ぶ5篇に加え、
アノニマス』を舞台にした書き下ろしを収録。
さらに著者のロング・インタビュウ、『スクランブル』幻の初期原稿を抜粋収録するシリーズ初の短篇集

ボイルド関連話が多いので
おっさんスキーにはたまらない。
アノニマス楽しみだ。

箱庭図書館

箱庭図書館


少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。

没原稿のアイデア送ってくれ!俺が直して本にするから!
という終わコンの乙一さんらしい企画物。
没原稿はWEB上で読めるので比べてみると中々面白い。
流石没原稿なだけあってイマイチな話が並んでいるが
ラストの『ホワイト・ステップ』は懐かしの白乙一って感じで感慨深い。
きみにしか聞こえない』の頃は良かったな。

天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語

天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語


時は明治・大正の御世。孤独な建築家・笠井泉二は、依頼者が望んだ以上の建物を造る不思議な力を持っていた。老子爵夫人には亡き夫と過ごせる部屋を、へんくつな探偵作家には永遠に住める家を。そこに一歩足を踏み入れた者はみな、建物がまとう異様な空気に戸惑いながら酔いしれていく…。日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

全体的に巧いんだけど
主人公が関わった建物の地味な話を淡々と続けるだけなので
ガツンと来るようなのを期待してた人には物足りないかもしれないね。


総スタック数  139冊→134冊

2011年度解決数 186冊→191冊