I See Fire

メガネ脱落で先輩復帰か?


宇宙クリケット大戦争 (河出文庫)

宇宙クリケット大戦争 (河出文庫)

遠い昔、遥か彼方の銀河で、ギャクサツ集団クリキット軍の侵略により銀河系は全滅の危機に陥った。封印を破って甦った彼らを迎え撃つのは、よりによってアーサー・デントとその一行。果たして宇宙は救えるのか!?大傑作SFコメディ第3弾!銀河大統領の若き日日を描いた本邦初訳「若きゼイフォードの安全第一」収録。

テキトーな展開好き。ラストも良い。

芸人ディスティネーション (4) (ガガガ文庫)

芸人ディスティネーション (4) (ガガガ文庫)

僕―鳴雲俊史は芸歴十年のお笑い芸人だ。鳴かず飛ばずの芸人人生だったけど、ついに大舞台に立てることが決まった。ピン芸人No.1を決める大会の決勝戦まで勝ち残れたのだ。だけど、僕の心が歓喜で埋め尽くされることはなかった。それは妙な縁で同居生活をしている後輩・雫の言葉がどうしても頭から離れないせいだ。―「何のためにお笑いやっているんですか?」その言葉に対して、納得いく答えを導き出せない限り、僕に栄光が舞い込むはずがない。お笑いコンビ『天津』の向が綴るリアル芸人物語の集大成がここに!

良シリーズだった。次回作に期待。

戦時中ともに戦った女祈祷士の大坂雪生から仕事の依頼を受けた古川七日は、とある地方の夏祭りに訪れていた。七日との再会を喜ぶ雪生だったが、初めて見るラティメリアの容姿に驚愕する―「六花さんにそっくり…」。戦場において二人は、七日の姉・六花を中心に編成された祈祷士部隊に属していたのだった。そんな折、古くから生き長らえる強大なマガツカミ・轢き神が暴走を始める。その背後には“六花のマガツカミ”の影があった―。明らかになってゆく七日の過去。その後の彼の運命を決定づけた戦場で起きたある悲劇とは?

1巻は酷かったが、らしさが出てきた。

総本山の侵攻戦から一カ月。
アルクはユニとともに復興作業に従事つつ旅を続けていた。
たどり着いた村・ドトルでアルクは自らの出生に関わる『あること』を知る。
そして故郷へと向かい、兄と自らの秘密について対峙することになるのだが…

やりたいことはやりきった感。
作者の趣味全開なシリーズだった。

封神演戯3 (ダッシュエックス文庫)

封神演戯3 (ダッシュエックス文庫)

呂岳の策略で大ピンチに陥った太公望たち。
さらに金ゴウから聞仲が直接攻めてきて絶体絶命!!
起死回生の策で逆転できるのか!?
さらに全ての裏に潜む本当の黒幕とは!?
新解釈封神演義、待望の第3巻!!

糞シリーズ連発の森田季節の中でも屈指のつまらなさだった。

「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。相棒である小手毬を救うため、朱雀は規格外の能力を持つ集団『天上』の一員となった。しかし、何かを得るためには、何かを失う。その理はいつの時代も変わらない。『天上』のように浮き世離れした存在になるのだ、当然失うものも大きいはず。そしてその予想は当たっていた。失雀は今までの生き方を変えなければいけなくなったのだ―。誰もが幸せになれるなんて幻想だ!新たな展開をみせる異能力リアルアクション第6弾!

ちょっと蛇足感漂ってきた。
テーマは面白いが最後の展開は唐突すぎる。

『…ミシェル?』ジゼルが不安そうに顔を覗き込む仕草が、脳裏に浮かんだ。「君にも―いや、君にこそ、この光や風を感じて欲しかった」『大丈夫ですよ、ミシェル!だって―あなたがきっと、この闇を取り払ってくれるわ!』悩むことはもう、終わらせなければ。今は何かを変えられるのだと信じ突き進むしかない。振り返ったり、足踏みをしている時期はとうに過ぎ去ったのだ!君をそこから助け出してみせる。そして、モルガーナの呪いを断ち切ってみせる!!―館にかかわる真実が明かされる、衝撃と驚愕の最終巻!

特に目新しさはなかった。

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。ハギリは「人工生体技術に関するシンポジウム」に出席するため、警護のウグイとアネバネと共にチベットを訪れ、その地では今も人間の子供が生まれていることを知る。生殖による人口増加が、限りなくゼロになった今、何故彼らは人を産むことができるのか?圧倒的な未来ヴィジョンに高揚する、知性が紡ぐ生命の物語。

世界観が良い。
お約束の四季がぶっ壊してる感もあるがそれを楽しむのが森作品だしな。


総スタック数  110冊→116冊

2016年度解決数 18冊→26冊