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勇者のクズ1 (カドカワBOOKS)

勇者のクズ1 (カドカワBOOKS)

「勇者なんて、最低のクズがやる商売だ」改造手術を受けたヤクザが魔王となり、それを狩る職業が勇者として合法化した現代。金に困り勇者志願の女子高生3人の家庭教師となったチンピラ勇者ヤシロは、魔王の事務所へのカチコミ、勇者養成学校への不法侵入、死んだ勇者の遺品漁りなど落ちこぼれの少女たちを『指導』するうち、身体強化薬“E3”を巡る陰謀に巻き込まれ―!?第1回カクヨムWeb小説コンテスト現代アクション部門大賞作!

弟子3人がJKな所を今風にしているが
オーフェンとかDクラとか正統派富士見ファンタジア系の作品。
おっさん主役のハードボイルド。
草河先生の表紙も素晴らしく、30代ほいほい。

いつかの空、君との魔法II (角川スニーカー文庫)

いつかの空、君との魔法II (角川スニーカー文庫)

“青空のヘクセ”として街を救い、急速に距離を縮めるカリムと揺月。ふたりを見つめるレイシャの心は揺れ、この恋を諦めようと決意する。「告白なんて、出来るわけないよね」―しかし人々を突然の眠りに誘う謎の精霊“宿無し”対策のため、レイシャはカリムとデートすることになり、さらに揺月の代役で“ヘクセ”としてふたりで飛ぶことに…?少年少女の三角関係が描く、波乱の空模様。

1巻の雰囲気はそのままに
恋愛物として良く出来ている2巻。
非常に丁寧で好感。

おにぎりスタッバー (角川スニーカー文庫)

おにぎりスタッバー (角川スニーカー文庫)

中萱梓。愛称アズ。見た目も成績も地味なのに「なんか援交だか売春だかをやっているらしい」という噂によって、クラス全員に避けられている。彼女があの時男を連れ込んで、俺が台所にいて、まあいわゆる修羅場になったせいで、魔法少女やらおにぎりやらが出てくる奇怪な事件が始まったんだが、そんなのは些細な話だ。俺が誰かも気にしなくていい。だけどどうか彼女の話を聞いてやってくれ。世界を巻き込む危険で切実な恋愛小説、登場。

改行少なく、ページ一杯に広がったスピード感あふれる文体だが
かなり好みが分かれると思う。内容も闇鍋的な。
芥川賞とかそっち方面目指してた人だと思うので
今後の展開が気になる。

高校生の僕、椎名透は寮の自室にある押し入れの中にダンジョンができていることに気づく。中はまるでゲームのように広大なダンジョンで、その中心にある大きな樹の下に辿り着くと僕は目を見張った。幼い頃に事故で死に別れ、なぜか死体が消失したはずの妹、あーちゃんが眠っていたからだ。その日から僕とあーちゃんは押し入れの中にできたダンジョンのマスターになり、ダンジョンの成長を見守ることになった。「あーちゃん、ただいま」「おかえり、おにいちゃん」こうして今日も死んだはずの妹に会いに、僕はダンジョンへと向かう。その先に何が待っているのか僕はまだ知らなかった。『マカロン』のからてが描く、幸福で不幸で、けれど幸福な僕たちの物語。

死んだ妹と一緒に居れる世界を選ぶか
優しい人々に囲まれた日常を選ぶか。
良くも悪くも、雰囲気や設定がふわふわしてる。
元々ヤバめな主人公だが
選択に迷いのない所は良かった。

スタック数  130冊→126冊

2017年度解決数 1冊→5冊