引きこもり魔法杖職人、大利賢師は姿を隠したままその名を広めていく。
新機能の開発や新作杖の製造、新技術公開。その全てが作品自慢のためだったとしても、多くの人を助け救っていく事に変わりはない。
大利は人づきあいが苦手でも、作品を通して人を知り気遣う事ができる。恐ろしい人食い鬼も思わず絆される、珍妙な魔女たらしだ。
崩壊した世界を人々は逞しく生き抜き立て直していく。いつまでも魔女たちに頼り切りではいられない。
強くならねば、力を合わせなければこの厳しい世界は生き残れないのだ。
大利が危機感皆無でのほほんと杖作りをしていても、危機はいつだってすぐ傍にある。
そしてほら、また。幾度も壊滅を免れてきた東京に、またしても暗い影が忍び寄る――――
唯一無二の最器用系主人公が東京の窮地に奮闘する、七難八苦の第二巻!
まずまず。WEB版完結済みっぽいが、どういう終わり方になるんだろう。
あなたも手のひらの上。
美しい少女の放った一言に、人々は言葉を失った。
県会議員・真中理人が自宅で惨殺された事件から一週間後。被害者遺族である女子高生・真中理央は、父親の死を肯定した。そして、逃走中の犯人が「理人からいじめを受けていた」事実により生じた『過去に加害を行った人間を断罪するムーブメント』は、真中理央の理外の発言によって彼女への崇拝に変化し――
肉親の死すら肯定し、母親や周囲の人間から『特別』『異常』と称される美少女・真中理央。彼女の真の目的とは? そして、証拠と目撃者の揃った殺人犯がなぜ捕まらないのか?真中理央に人生を狂わされた6人の視点から、彼女の本当の姿を象るサスペンスノベル。
主人公の動機はなかなか興味深い。
小説家の下りはちょっとどうかと思ったが
やりたいことはわかるし、大筋は非常に好み。
尖ったまま次回作出してほしい。
スタック数 106冊→106冊
2025年度解決数 76冊→78冊

