今日のスタック解決

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説


「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。2006年を締め括る著者の新たなる代表作、桜庭一樹はここまで凄かった!

二段組309ページとかなりのボリューム。相変わらず桜庭一樹ジェンダー
祖母・万葉、母・毛鞠の話は文句無しに面白かった。
瞳子の話になって印象ががらりと変わって戸惑ったけど。
これって地方都市シリーズなのかな?
ずっと良作が続いている桜庭一樹作品。次回作も楽しみ。
総スタック数 73冊

2007年度解決数 8冊