今日のプロ野球

広島のマーティー・ブラウン監督(43)が12日、再来日後初めて廿日市市内の大野練習場を視察。自主トレの休憩時間に、新人選手に心構えなどのあいさつや訓示を行った。その中で大学社会人ドラフト5巡目のホンダ鈴鹿中東直己外野手(25)に対し、俊足にヒントを得て“ノミ”のニックネームを伝授。最初は戸惑いをみせていた中東も直々の命名を歓迎した。
 想像できない発言が、緊張気味だった新人をキョトンとさせた。新人7選手の集まった場所で、ブラウン監督が中東にいきなり言い放った。
 「中東は言いにくいし、発音しにくい。これから“ノミ”と呼ぶよ」
中東は170センチ、72キロとプロ野球選手としては相当小柄の部類に入る。広島工の先輩でもある新井も行く広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」に通い、筋トレを積んできたこともあり、“全身バネ”のような体つきだ。遠投110メートル、50メートル走5・8秒と強肩・俊足の持ち主でもある。
 だからといって、中東は戸惑いを隠せない。「今まで“チュン”や“ヒガシ”で呼ばれてました。“チュン”でお願いできないですかね?」。ノミのイメージが悪く、ちょっぴり落ち込んだ。
 しかし、ブラウン監督は「“チュン”に意味はあるのか?ないでしょ?」と一蹴。イメージは、むしろプラスのものだった。「アメリカでは“小さくバネがある”という意味。小さくてキレのある動きをする。相手からはいやらしく、うっとうしいイメージになるだろう」。中東に対して並べたものは、褒め言葉ばかりだった。
 その発言を聞いた中東は一転、感激した。「ちょこまか動く…むしろいいイメージですね。(強肩、俊足など)そういうものを生かす選手なので、今までどおり持ち味を発揮します」。

ノミか・・・。

オリックス中村紀洋内野手(33)の退団が12日、正式に決まった。この日、大阪・北区の球団事務所で本人同席のもと6度目となる最終交渉に臨んだが、残留へ合意しなかった。今後はトレード、もしくは自由契約となって国内球団への移籍先を探るが、現状は全球団が“NO”。「お金じゃない」と悲痛な叫びをあげるノリのフルスイングが、日本球界から消える可能性が高まった。
「国内がなければ? 海外も考える。でも2000万円でもいいです。お金じゃないんです、ホントに」焦るノリは13日から大阪・泉南郡で自主トレを公開することを決めた。手術以来のフリー打撃で、フルスイング健在をアピールするしかない。

ホントに2000万でいいんだったら
どっか取る所あるかもしれないね。
2001年 140試合 .320 46本 132打点
2002年 140試合 .294 42本 115打点
2003年 117試合 .236 23本 62打点
2004年 105試合 .274 19本 66打点
2006年 85試合  .232 12本 45打点


2003年からの劣化が酷い。30歳って普通ピーク時のはずなんだが。

昨年10月にソフトバンクから戦力外通告を受けた岡本劼能(かつのり)投手(33)が12日、米フロリダ州で大リーグ数球団が集うトライアウトに参加するため成田発のユナイテッド機で出発した。

 現地時間の15日に実施されるトライアウトには、マーリンズ、タイガース、ブルージェイズなどのスカウト陣が集結。正月返上でトレーニングしてきた岡本は「スピードではなくキレで勝負したい。変化球のよさを見せていく」と意気込んだ。

 日本では10年間プレー。主に中継ぎとして通算291試合に登板し17勝16敗51セーブ、防御率2・98の成績だった。入団直後の97、98年には抑えとして計40セーブを記録した。「自分がやってきたことに自信はある。夢を実現させたい。ワクワクしています」。強い気持ちでメジャーの扉をこじ開けるつもりでいる。