- 作者: 水原秀策
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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第3回『このミス』大賞受賞者、待望の第2弾!
盤上の「殺し屋」が追う、
殺人事件の行方は?
棋士の魂が燃えるハードボイルド・エンターテイメント
椎名弓彦は「殺し屋」の異名を持つ、天才的なプロ囲碁棋士。ある日弓彦は、対局で訪れたホテルで、日本囲碁協会・大村理事の死体を発見する。股間と胸を刺されて絶命している彼のそばには彼の小学生の息子、啓太が呆然と立ち尽くしていた。
容疑者は弓彦の弟、直人。IT関連の会社に勤めており、日本囲碁協会とビジネス上のつきあいがあった直人は、彼にリベートの増額を要求されたことが動機ではないかと疑われていた。その矢先、直人は大村の自宅に不法侵入した罪で勾留されてしまう。
弟の無実を信じる弓彦は、直人の会社のやり手女性経営者・桐山千穂の協力を得て調査を開始する。日本囲碁協会の不正を暴こうとする二人は、思いもよらない事実を次々と発見し……。
水原秀策を補完。
ハードボイルドは良いものだ。
ベタな展開だがそれもまた良し。
『メディア・スターは最後に笑う』のピアノ演奏の時も思ったが
この人薀蓄の表現が上手いな。
総スタック数 87冊
2007年度解決数 279冊