今日のスタック解決

デュラララ!!×7 (電撃文庫)

デュラララ!!×7 (電撃文庫)


「僕は何もしてないよ。あれは、ダラーズみんなでやった事だから―」東京・池袋。この街の休日はまだ終わらない。臨也が何者かに刺された翌日、池袋には事件の傷痕が未だに生々しく残っていた。すれ違うことなく街を徘徊するクラスメイトの男女、弟に付きまとう女の動向を窺う姉、最強の男を殺すために強くなろうとする少女、兄のことなど気にせずひたすら無邪気な双子、今後の自分を憂い続けるロシア出身の女性、過去の未練にしがみつくヤクザな男、休日を満喫しようと旅行に出た闇医者、そして安心しきりの首なしライダーは―。さあ、みんな一緒に、デュラララ!!×7。

イザヤさんが刺されてどうなる事かと思ったが
意外にのほほんとした日常短編集だった。

空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)


「お前、“O”と関わっているだろ?」クラスメイト・大嶺醍哉が、星野一輝に向かって発したその言葉は、新たな“箱”への入り口だった。気づけば一輝は音無麻理亜と共に、“騙し合い”のゲーム―『王降ろしの国』のプレイングルームにいた。中世風の職業に就き、一度の面談を介し行われるそのゲームの勝利条件は、他プレイヤーを殺して生き残ること―。つまりこれは、“殺し合い”にまみれた狂気のゲーム。“箱”に願い、この空間を作り上げた“所有者”の正体とは…?緊迫の第三巻。

土橋真二郎的ないい感じのゲーム編に突入。
続きが楽しみだ御影。

赤の9番“隷従” (電撃文庫)

赤の9番“隷従” (電撃文庫)


冴えない男子高校生・木下つくしは、ある日ネットを徘徊中に、クラスメイトが書いたと思しきブログを見つける。「私は赤の9番『隷従』です。至急私にベットしてくれるプレイヤーを探しています」―凛とした態度で同性にもファンが多く、つくしも憧れるクラスメイトの小田かずさが、実はゲーム好きの同志だった(これはチャンスかも)!?そんな妄想全開で、彼女に話かけてみれば、妙に切羽詰まったかずさの様子に引くに引けず、気が付けば彼女の下僕として不可解なゲームに巻き込まれるハメに―!?“地球の運命”を担った12人の少女達による「運命ゲーム」が幕を開ける。

設定は悪くないんだが。


「じゃあね、兄貴」―別れの言葉を告げ、俺のもとから旅立った桐乃。…別に寂しくなんかないけどな。そして新学期。平穏な高校生活を謳歌する俺のもとに、奇妙な後輩が現れる。「おはようございます、先輩」俺は、黒猫の人間としての仮初めの名を知り、より深い“絆”を築いていくことになる。“妹”と“親友”。ともに大きなものを失った二人は、数多の思想が渦巻く校内で、“魔眼遣い”の少女と対峙する。“稀少能力”を持つ少女に、俺と黒猫は圧倒され、異空間へと誘われ…!!“日常”と“非日常”が交差するとき、物語は始まる―。

妹がいなくなってどうなるかと思いきや
いないほうが面白い件についてww
今回も京介兄貴はカッコイイ。段々病状が悪化してきたが。
帯のCv.中村悠一を見て、あやうく電撃屋でドラマCD予約しかけたわww
地味子の扱いの酷さとか見てると
4巻のアンケート結果がかなり反映されてるんだなって思ったww

さよならドビュッシー

さよならドビュッシー


第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員が大絶賛した話題の感動作!
行間から立ち上るドビュッシー「月の光」や、ショパンエチュード 10-1」の美しい旋律。ピアニストを目指す少女、殺人、そして驚愕のラスト!

ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。

(最終選考委員コメント)
「音楽青春小説と意外な結末の異種配合」 大森望(翻訳家・評論家)
「著者の奏でる超絶技巧に酔い痴れよ」 香山二三郎(コラムニスト)
「大掛かりなトリックが炸裂する、上質の音楽ミステリー」 茶木則雄(書評家)
「少女ピアニストの感動物語……で終わらない驚き!」 吉野仁(書評家)

『バチスタ』→『禁断のパンダ』→そして今回と
偶数回のこのミスは薀蓄系ミステリが受賞する傾向があるなぁ・・・と思いつつ
読んでみたら意外にスポ根でワラタww
かなり会話が浮いているので
そういうの好きな人にオススメ。

トギオ

トギオ


第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員を驚愕させた衝撃の問題作!
ブレードランナー」の独創的近未来、「AKIRA」の疾走感、「時計じかけのオレンジ」の暴力。21世紀不良少年はもうひとつのTOKIOを漂流する。

捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。家族は村八分に遭い、主人公はクラスメイトから生々しく執拗ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れ、やがて大都会・東暁(とうぎょう)を目指すことに。生き抜くために悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだった――。

(最終選考委員コメント)
「冒頭の一行から尋常でない。異世界SFの傑作」 大森望(翻訳家・評論家)
「数奇な遍歴をたどる運命は21世紀少年たちの未来像かも」 香山二三郎(コラムニスト)
「一言で言って、ものが違う、と感じさせる異彩ぶり」 茶木則雄(書評家)
「本年度『このミステリーの枠を超えてすごい!』大賞はこれ」 吉野仁(書評家)

無駄に勢いがある作品が好きだ。
この『TOGIO』もそんな勢いがある。
世界観の説明を全くしないのが好印象。想像できて面白い。
選評で大森氏が語っている通り
平山瑞穂のデビュー作くらいパワーのある作品だった。


総スタック数   112冊

2010年度解決数  11冊