新外国人の緊急補強を模索していた阪神は急転、元巨人のジェレミー・パウエル投手（３３）＝パイレーツ傘下３Ａ＝を最有力候補に挙げ、週明けにも獲得交渉に乗り出すことが２４日、分かった。「４月中にすぐ活躍できる選手がほしいから」と球団首脳は説明。この日、南信男球団社長（５５）が坂井信也オーナー（６２）に電話で方針を報告し、了承された。
これまでエリック・スタルツ投手（３０）＝ドジャース＝を筆頭候補に、開幕ロースター漏れの選手でリストの絞り込み作業を行っていたが、登録漏れを待つ時間がもったいないと判断。すぐに来日できる日本球界経験者に方針転換し、近鉄、オリックス、巨人、ソフトバンクで０１年から０８年までの８年間、通算６９勝の活躍をした右腕に白羽の矢を立てた。現在は３Ａながらパイレーツのキャンプに招待選手として参加しており、来日すれば即戦力になる。
阪神は先発３本柱の岩田が２３日に「左ひじ関節形成術およびじん帯修復術」を受け、最悪の場合は今季絶望の長期離脱となる。新外国人左腕のフォッサムもオープン戦で結果が残せず、開幕２軍スタートとなり、先発陣が火の車だった。
パウエルとは正捕手の城島も日本球界時代に何度も対戦しており、特徴を把握している。豊富な経験の割には３３歳と若いのも魅力だ。２５日にも真弓監督が最新の映像をチェックし、最終的なゴーサインを下す。近鉄時代の０２年に最多勝（１７勝）を獲得した右腕が、虎の救世主として期待される。
懐かしいと思ったけど
一昨年まではソフトバンクにいたんだよな。
結構長く日本にいたと思ったが、まだ若いな。
