今日のプロ野球

「横浜6‐3広島」(11日、広島)
 侍に待望の初アーチが飛び出した。広島の前田智徳外野手(38)が横浜戦の九回、右翼席へ代打本塁打をかっ飛ばした。08年5月25日のロッテ戦以来686日ぶりの一発。横浜に負け越したが、ベテランが豪快弾でチームに喝を入れた。13日からは地元マツダに戻りヤクルト戦。代打の切り札が、次こそ勝利を決める打撃を見せてくれるはずだ。
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 鯉党のフラストレーションも少しだけ解消されたことだろう。敗色濃厚4点差の九回2死無走者。前田智が打席に入ると赤く染まった左翼席鯉党から割れんばかりの拍手が起こった。ハマの守護神・山口との対決。すべて直球勝負で挑む山口の剛球を、侍はフルスイングではじき返した。
 4球目。152キロの内角球にバットが反応し、完ぺきに振り抜いた。打球は薄暮の空に高く舞い上がり、右翼席最前列で弾んだ。鯉党の大歓声をよそに、侍は表情一つ変えずにダイヤモンドを一周。負けている展開での本塁打に喜べなかった。険しい表情で本塁を踏みしめ、仲間とハイタッチを繰り返した。
 公式戦5打席目の初安打が初本塁打。孤高の侍の一発は、08年5月25日のロッテ戦以来686日ぶり。代打本塁打となると、04年10月2日阪神戦以来、実に2017日ぶりだ。復活を印象づける豪快アーチだが、チームの敗戦によほど悔しかったのだろう。試合後は無言を貫き通した。
 今年は代打での一振りに懸けている前田智。待望の一発に、首脳陣は今後への期待を膨らませた。内田打撃統括コーチは「素晴らしいよね。150キロのボールに対しても振り負けないんだから。今度はランナーがいるときのバッティングが楽しみ」と喜んだ。
 21年目のシーズンを迎えたベテランは今年、優勝争いに貢献することに目標を置いている。3月28日の中日戦。中犠飛で初打点を挙げたときのことだった。知人から電話で祝福されたが「負けて喜べるか」と不服そうに振り返った。チームは入団2年目の91年以来優勝から遠ざかっている。今年は勝利の美酒を味わうことが念願だ。
 侍の豪快な一振りもむなしく横浜戦はカード負け越し。最下位脱出はお預けとなったが、13日からは地元マツダスタジアムに戻りヤクルト、中日を迎え撃つ。投手陣が立ち直ってもつれる展開になれば、侍が地元マツダで初安打、そして決勝打を放ち、お立ち台に上がることも期待できそうだ。

なお、試合は横浜に完敗。
長谷川は今年でクビかもわからんね。
前田神が守備練習してたっぽいが
スタメンあるかも。1年半くらい守備についてないはずなんで左二キ状態にならないか心配。

ソフトバンクが新外国人投手の補強に乗り出すことが9日、明らかになった。マイケル・オルムステッド投手(22)ら2候補が週明けに来日。16日からの楽天3連戦中(福岡ヤフードーム)に、王貞治球団会長(69)と秋山幸二監督(48)が実際に見て獲得を決める。いずれも実績が少ない投手だが、球団は巨人オビスポのケースのように日本で能力を開花させることを期待。入団が決定すれば王会長が編成を束ねるシステムになって以降、初の助っ人補強となる。

 今年1月に王会長を副委員長とした「編成委員会」(委員長は笠井オーナー代行)を立ち上げたソフトバンクが、水面下で新助っ人補強の動きを進めていた。リストアップしている新外国人投手2候補の近日中の来日が決定。すでに身分照会も終えており、早ければ16日にも、王会長と秋山監督のフロント&現場トップ2人が見守る中での入団テストが実施される。

オルステッドかと思ってドキドキしたww
AAはLIVE・A・LIVEに決定だなww