今日のスタック解決

七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)

七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)


そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。可愛い顔して、あなたマジですか!?と言いたいところだが、これがマジだったりするのだ。過去や未来に自由に跳べるとしたら、どうする?カップメンにお湯を注いで『三分後』に跳んで待たずに食べるとか―え?違う?こんな面白いことはないと、退屈しのぎに彼女と始めた時間旅行は―まぁしょうもないことばかりで。予告しておく。びっくりしたり呆れたりすることはあっても、歴史を動かすような展開は何にもない。なぜなら、僕が主人公だからだ。

時間旅行コメディ。馬鹿なノリで楽しめた。
去年のスコップといい
最近この手のジャンルは良作が多い。
この作者の本を読んだのは2冊目だが悪くない。
ミステリクロノあたりに手を出してみるか。

Classical Fantasy Within 第八話 ハロゥウイン・ダンサー (講談社BOX)

Classical Fantasy Within 第八話 ハロゥウイン・ダンサー (講談社BOX)


空から太陽が消え、世界から風が失われた―世界が復活する日を待ちながら暮らすハロゥウイン・ダンサー市の市民たち。窮屈なルールに縛られながらも生きる喜びを知ったエドメラニーは、「季節のない街」のミステリーを追求しはじめる。すべての秘密は、絶対に開けてはならない「雲の門」に?人生を賭けた冒険の果てに待ち受ける「運命」とは。

1年4ヶ月ぶりの島荘大河。もはや企画倒れ。
前作と全く関係の無い話なのでストーリーを忘れていても安心。
内容的にはこれぞ後期島田荘司って感じ。
壮大なスケールとロマンティシズム、そして哲学。
単体で書いてた作品を催促されたので大河に使ったような完成度。
いやこのくらいのクオリティで書いてくれたら満足ですよ。
島荘御大を読んだって満足感は久し振りだなぁ。


総スタック数  129冊→130冊

2010年度解決数  142冊→144冊