今日のプロ野球

ベイスターズは横浜から出るべきだ! 

株式会社横浜スタジアムの藤木幸夫会長(81)が6日、球界参入が決まったDeNAが
同スタジアムを本拠地として使用することに不快感を示した。

チームを強くする姿勢が見られないことなどが主な理由。

工藤公康氏(48)との交渉が決裂し、急きょ中畑清氏(57)を新監督候補とするなど大混乱のDeNA。
監督問題に続き、本拠地まで白紙になりかねない大ピンチに見舞われた。

ふがいなさを通り越し、怒りに変わっていた。
この日、横浜市内でサンケイスポーツの取材に応じた藤木氏は、ベイスターズに対する思いをぶちまけた。

「私の気持ちは、ベイスターズは横浜から出ていってほしいという思いだけ。
ベイスターズは、すべてを白紙に戻し、別の土地でスタートを切って出直すべき。一度、ホームレスになればいい」
痛烈な決別宣言。新規参入を果たしたDeNAの横浜スタジアム使用に不快感をあらわにした。

藤木氏は、横浜スタジアムの会長を務めるほか、ベイスターズや社会人などアマチームが加盟する神奈川県野球協議会を主宰。
かつてマルハが親会社だった時代には横浜球団の役員にも就くなど、横浜の政財界の「重鎮」と呼ばれ、県内の野球界にも大きな影響力を持っている人物だ。
横浜を愛する藤木氏には、日本一に輝いた1998年を最後に、長く低迷するベイスターズの現状が歯がゆくて仕方ない。
2003年にマルハからTBSホールディングス(HD)が球団を買収しても、チームを強化しようという強い姿勢は見られないままDeNAへ球団を売却。
さらに昨オフの内川(現ソフトバンク)に続き、主砲の村田もFAでの流出が濃厚だ。弱体化が進み、新監督の人選でも元西武投手の工藤氏との交渉が破談に。
元巨人の中畑氏の就任が決定的になったとはいえ、来季に向けチーム作りは大きく出遅れている。藤木氏の堪忍袋の緒が切れたというわけだ。

ベイスターズは、年間6〜7億円程度の球場使用料を支払っており、それが球団経営を圧迫してきたことは事実。
しかし契約問題だけでなく、TBSHD時代から球団と藤木氏との意思の疎通において順調ではなくなり、DeNAに経営が代わっても、関係は改善されていないもようだ。

「球団が出て行って(収入が減っても)スタジアムはまったく心配ない。横浜市横浜市民に球場を返せばいい。球団の契約問題も解消する」
1日の球界参入決定時の会見でDeNAの春田真オーナー(42)は「横浜を本拠地とする」ことを明言した。

DeNAの本拠地は横浜スタジアムという前提のもと、すでにセ・リーグの来季日程も発表され、同スタジアムでは61試合(9月27日まで)の開催が予定されている。
横浜スタジアムを使用できないとなると、同じ神奈川県内の相模原球場相模原市)や平塚球場平塚市)をメーンに、
これまで移転候補にあがった新潟や静岡など地方都市で主催試合を開催することになる。

構想が具体化してきている横浜ドームの着工も早くて3年後。それまで、各地を転々とする“流浪球団”となる可能性も出てきた。
今後DeNAは横浜スタジアム側と交渉を重ねる方針だが、難航は必至だ。監督問題に続き、本拠地移転問題まで浮上したDeNA。
一難去ってまた一難。大混乱の中での船出となった。

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もう静岡移転でいいじゃん。