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構造素子

構造素子

エドガー・ロパティンの父ダニエルは、H・G・ウェルズジュール・ヴェルヌに私淑する売れないSF作家だった。彼の死後、母ラブレスから渡された未完の草稿のタイトルは、『エドガー曰く、世界は』。その物語内で、人工意識の研究者だったダニエルとラブレスは、子をもうけることなく、代わりにオートリックス・ポイント・システムと呼ばれる人工意識、エドガー001を構築した。自己増殖するエドガー001は新たな物語を生み出し、草稿を読み進めるエドガーもまた、父ダニエルとの思い出をそこに重ね書きしていく―。SF作家になりきれなかった男の未完の草稿にして、現代SF100年の類い稀なる総括。第5回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。

読みやすい円城塔という印象。
文字の並び、リズムが綺麗だ。
装丁やタイトルも日本SFオマージュで良いと思う。
冗長なところは気になるが、SFコンテストの受賞作では一番好きだ。

いまだかつて歴史に記されたことのない魔術、『剣魔術』の使い手アルディス。彼が傭兵として請け負った仕事の帰り道に見つけたのは、この世界で『忌み子』とされる“双子”の少女達だった。衰弱した彼女達を匿い、密かに養い始めたアルディスが金策の為に引き受けたのは、街道に現れた謎の美女を連れてくること―。しかしその女は、アルディスと同じ『無詠唱魔法』の使い手で…!?幾多の剣で己の道を切り開く、最強傭兵譚、開幕!!

異世界ものじゃなかったので
久々にスニーカーのなろう輸入に手を出した。
懐かしい感じのファンタジーだが
TUEEE主人公の背景が全く語られないので不気味だ。


スタック数  99冊→97冊

2017年度解決数 300冊→302冊