今日のスタック解決

魔女 (文春文庫)

魔女 (文春文庫)


母と姉、恋人の尻に敷かれモラトリアムな毎日を送る就職浪人中の広也は、ある日、二年前に別れた元恋人・千秋の死を知る。彼女は、生きたまま焼かれた。まるで中世の魔女狩りのように。事件の謎を探るうちに広也は千秋の思いがけない素顔を知ることになり…。せつなさと殺伐、樋口ミステリーの真骨頂。

樋口有介20作目。相変わらずこれなんて(ry
誰が魔女なのか?魔女だらけだ。

扉の外 (電撃文庫)

扉の外 (電撃文庫)


第13回 電撃小説大賞<金賞>受賞作
“扉の内側” を支配するモノは―― “ルール”

修学旅行に行くはずだった高校生・千葉紀之が目を覚ましたとき、そこは密室で、しかもクラス全員が同じ場所に閉じこめられていた。
訳もわからず呆然とする一行の前に、“人工知能ソフィア” を名乗る存在が現れる。
ソフィアに示される絶対の “ルール”。
だが、紀之は瞬間的な嫌悪感から、ソフィアからの庇護と呪縛を拒否してしまう。
紀之以外のクラスメイトは全員そのルールを受け入れ、ルールが支配する奇妙な日常がはじまった。
孤立した紀之はやがてひとつの決心をするが……。

表紙等から発する雰囲気にビビッと来て購入。
適度な中二病、人物描写、ラストの展開
あとがきに至るまで、非常に期待通りの内容であった。
この作者の次回作が出たら間違いなく購入するであろう。
しかしながら、人にはオススメできない。地雷と感じる人のほうが多いと思う。
御影瑛路佐竹彬を足して2で割ったらこんな感じになる気がする御影。


第13回 電撃小説大賞<銀賞>受賞作
夢魔憑きは殴って起こせ! それがここでのルールだ!

肩を壊し野球部を辞めてくすぶっている高校生・葉岡智紀の前に突然現れたのは、“夢魔砕き〈アルプバスター〉” と言う名の金属バットを振り回す女、鍜夏希だった。
智紀は、《夢》 を見せて人間を惑わす存在、夢魔〈アルプ〉 に取り憑かれているというのだ。

夢魔に取り憑かれた人間から、夢魔を引き離す方法は二つ。
夢魔の見せる甘美な夢から自力で逃れて目覚めるか、アルプバスターで殴りつけるか――。

夏希は智紀にケツバットをかまし夢魔を消滅させると、夢魔の潜伏率が高い少年少女が集う場所、つまりは学校に潜入するため、智紀にまとわりつき始める。
口を開けば下品でやかましく、人の迷惑を顧みない年齢不詳の夏希を疎ましく思いながらも、智紀は彼女と共に人々に憑いた夢魔を追うが……。

確かにケツバットで青春物語だった。
面白い部分はある。読めば読むほど銀賞な内容。


今年の電撃大賞作を全部解決。
土橋真二郎の名は覚えておこう。
総スタック数 72冊

2007年度解決数 69冊