今日のプロ野球

12日まである広島の秋季キャンプは「故障離脱者ゼロ」で最終コーナーを回った。昨年まではキャンプ中盤で不調を訴え、広島に帰る選手も数人はいた。グラウンドでむやみに体を追い込むだけではない、野村カープの方向性が垣間見える。

 「1、2、ソーレ」―。新体制となってからウオーミングアップで全員が大声を張り上げる。「この声出しが集中につながる」と鈴川アスレチックトレーナー(AT)。下半身のけがは、気の緩みが発端となることもある。小さな変化だが、士気の高揚以外の面でも効果はある。

 各選手の「体幹の強さ」が増したことも見逃せない。2005年ごろから他球団に先駆け、体幹レーニングを取り入れた。大きな筋肉だけでなく、体の軸も意識するトレーニング。プレーが滑らかになり、肩、ひじ、ももなど特定部位を痛めることが少なくなったという。倉は「地味な鍛錬だが、みんなに浸透した」と強調する。

 この秋、全体練習は昨季より2時間は長い。しかし、体に違和感を覚えた選手は早めに訴え、部分的に別メニューに入る場面もある。「ブラウン体制では体調管理を重視した。その遺産を受け継いでいる」と根本AT。10日からの最終クール3日間で「全員完走」を目指す。

良い所は残してくれてるみたいでよかった。
キャンプレポとか見てると、緒方コーチが凄い楽しそうにシゴいてるっぽいww

◆ ドラ1今村ら5人まとめて面倒見る ◆

 頼られる存在になる。広島・大竹寛投手(26)が9日、来季に高卒で入団する見込みのルーキーたちの“兄貴分”になることを誓った。チームが今ドラフトで指名した高卒選手は5人で、今村猛投手(18=清峰)ら金の卵がズラリ。同じ高卒入団から大黒柱に成長した大竹が面倒見の良さを発揮し、グラウンドの外でもチーム力アップに貢献する

 ▼広島・大竹 ボクにできることがあるのなら、もちろんやろうと思います。何か聞かれたりしたら、教えられることなら話してあげたいです。いきなりプロになるんだから、何もかも分からないのが当たり前。自分もそうでした。練習で見られているという意識が出てきて、ボクのためにもなります。しっかり頑張ることで年下の選手にも良い影響を与えて、チームも良くなっていけばいいですね。

大竹はまだ寮に住んでんだよなww
頼もしいわ。

楽天の次期監督に就任するマーティー・ブラウン広島前監督(46)が9日、米・シカゴからの航空便で成田空港に来日した。新チームを指揮する来季に向けて、目標は優勝のみと断言。さらに、野村克也前監督(74)が行っていた試合後の“ぼやき会見”を継承することも約束した。成績はもちろん、ファンサービスにおいても、偉大なノムさんに負けない決意をみなぎらせた。
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 長旅の疲れは一切、見せることはなかった。来日していきなり、にこやかな表情で報道陣の前に現れたブラウン次期監督。11日に就任会見が予定されているにもかかわらず、来季にかける思いを包み隠さず披露した。
 まず、今季2位の好成績を残し、球団初のCS進出を成し遂げたチームについて「前任の野村監督、フロントの方がすごくいいチームを作った。すごく才能を持った選手たちが大勢いる」と分析。そして「来季、目標は優勝することだけだ」と断言した。
 意識するのは結果だけではない。前任のノムさんはファンサービスにも力を注ぎ、メディアの注目を浴び続けた。楽天では試合後の“ぼやき会見”が恒例で、時にはぼやきがエスカレートして30分以上に及んだこともあるが、これがお茶の間の人気を集めた。
 独特の語り口とキレ味鋭いぼやきは、ノムさんだからこそ。これをまねることは至難の業だが、ブラウン次期監督は「会見は私もぜひやりたい。試合の後に時間を取ってやりたいです。できるだけ挑戦したい」と、“ぼやき継承”を約束した。
 ノムさんの後任として期待は大きいが、それは承知のうえ。「野村監督は非常に尊敬しているし、自分が現役のころから感心させられた。勝ち方をよく知っていたし、そういう偉大な方を継ぎ、監督ができることを楽しみにしている」。ブラウン新政権の挑戦が始まる。

優勝宣言か。
前年2位のチームだもんね・・・。

プロ野球の合同トライアウトが11日に甲子園球場、25日に神宮球場で行われる。12球団の自由契約選手が対象で、現役続行を希望する選手が各球団の編成担当の前で、実際にプレーする、いわゆる「入団テスト」。今年は、2003年に首位打者、05年に打点王に輝いたが、今季限りで阪神自由契約となった今岡誠内野手(35)が、現役への強い思いを胸に挑む。

 合同トライアウトは01年に始まり、毎年20−30人の選手が挑戦している。05年に中日を解雇され、トライアウトでソフトバンクに採用された田上秀則捕手(29)は今季、打率・299、本塁打26本、80打点とブレークした。こうした例はあるが、運よく採用されても2、3年でクビという選手がほとんど。それ以上に、タイトル獲得経験のある“大物”が受けるというのも過去に例がない。今岡は「もう阪神時代の(実績の)ことは忘れました。プライド? そんなことを考えていたら、とっくに野球をやめていますよ。いまは11日には、自分の実力をアピールすることしか頭にない」と気合十分だ。

 今季最終戦の翌日の10月10日、「まだやり残したことがある」と現役続行を宣言した今岡。阪神球団からは8月中旬、来季の構想外を通達されるとともに「君はウチの功労者。引退試合を用意しているから」と“肩たたき”されたが、「年俸が大幅ダウンしてもいいから野球を続けたい。ボクは手を挙げてくれる球団を待つ」と拒否した。

 それから1カ月。甲子園球場鳴尾浜球場などで体を動かしていた今岡のもとに、「ウチにこないか」という朗報は届かなかった。06年から右手の故障、不振などで2軍暮らしが多く、今季も23試合に出場しただけで、打率・133、本塁打0本、打点2。4年のブランクは大きい、と判断されたが、「ボクが編成の立場でもそう思います」とニヤリと笑う。

 「でも、環境が変われば活躍できると思っている。代打だけ、というのなら辞めています。ボクは(採用してくれれば)その球団を変えたい、優勝させたい、と。それぐらいの数字を残す自信はあります。だから11日は打つだけじゃなく、守りでもやれるというのをみせたい。あとは、それを他球団の方がどうみてくれるか、ですね。不合格? 先のことは全然考えていません」

 今岡の目にはここ4年になかった輝きがあった。

これはコピペに使えそうだww