Making A Case For Magic


死亡フラグいっぱい立ったので
どうなるか。


兄貴はまた腹パン食らうのか。



ある晩、仕事を終えて帰ってきた僕を待っていたのは、見ず知らずの女の子。中高校生と思われる彼女が言う。「あの、私…も、すみません、上野蔦夫、さんの、子供、なんです…けど」。夢にも思わなかった異母妹の発覚。平凡な僕の日常に、さざ波が立ちはじめた…。唯一の身内である叔母が突然海外留学へ。「実は、父親が生きているからそこでしばらく世話になれ」と言われ、訪ねた先で出会ったのは、腹ちがいのお兄さん。でも彼は、私のことを何も聞いておらず…。

プシュケシリーズしか読んでないから
コミカルな作風にびびった。

2 (メディアワークス文庫)

2 (メディアワークス文庫)


数多一人は超有名劇団『パンドラ』の舞台に立つことを夢見る青年。ついに入団試験を乗り越え、劇団の一員となった彼だったが、その矢先に『パンドラ』は、ある人物の出現により解散してしまう。彼女は静かに言う。「映画に出ませんか?」と。役者として抜擢された数多は、彼女とたった二人で映画を創るための日々をスタートするが―。果たして彼女の思惑とは。そして彼女が撮ろうとする映画とは一体…?全ての謎を秘めたまま、クラッパーボードの音が鳴る。

うーん宇宙。
野崎作品オールスターだけど
単なるクロスオーバーではなく
デビュー後発表された単発5作品が
この本を書くために作られたような構成になっている。
1作毎に作風を変えていたのは
シリーズ物だとわからないようにするためだったのかな?
なんにせよ一皮剥けた印象。
これからが楽しみな作家。


総スタック数  100冊→98冊

2012年度解決数 307冊→309冊