江波光則祭。2冊同時刊行。
間違いなく今のラノベの最尖端。
スピットファイア 魔術師スカンクシリーズ 2 (星海社FICTIONS)
- 作者: 江波光則,中央東口
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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俺たちは、俺と春鷹は、正義の味方じゃない。
自分の欲求のためだけにやっているならず者だ。
敵討ちでもなく、義憤でもなく、ましてや正義の味方というわけでもなく、「ただの憂さ晴らし」のためだけに、壮絶ないじめ事件の首謀者である凌麻をとことんまで追い込む “ならずもの(バンディッツ)”二人組、弦と春鷹。拉致、傷害、監禁、尋問……あらゆる手段を問わずに暴れ回る弦の生き様に惹きつけられていくかつての仇敵、倫子。どこまでも無軌道な青春を貫く彼らの行く手に現れる黒人の“魔術師”スカンクの謎めいた言葉――「魔術師を怒らせると何をすると思う?」――の果てに描き出される、明るい破滅の姿とは――!?
シリーズ2弾はキチガイ達が楽しく暴れまわる話。気持ち良い。
起こってるのはいつも通りの鬱々事件なんだけど
解説でも言われてる通り江波作品の中でも屈指の明るさ。
今回章題元ネタは全部DAFTPUNK。
前回はQUEENだったし3部作ラストはどのジャンルでくるのかってのも楽しみ。
- 作者: 江波光則,くまおり純
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: 文庫
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少年達は「殺人」という過去に振り回される
幼なじみが死んだ。
ラブホテルで。首を吊って……。
他殺か? 自殺か?事件の前日、死ぬ間際の八尋から送られた「過去に殺される」というメール。
ある日届いた、「次はお前を殺す」という謎のメッセージ。
八尋がインターネット上で自慢した「殺人」という偽りの記憶。主人公・陵司は、八尋の葬式で再会した旧友・桜香と共に、事件の真相を探り始める。かつて「殺人」を犯した陵司の過去を、自分の過去のように振り回し続けた八尋を襲ったものの正体は?
八尋の死が、「殺人」以降関わりを絶っていた5人の少年少女を再び結びつける。
……一体、誰が、八尋を?『ストレンジボイス』『パニッシュメント』『ペイルライダー』の学園三部作にて根強い人気を誇る、鬼才・江波光則が新たに送る、青春群像ミステリ! 乞う! ご期待!
――あのとき、俺たちはまだ、人間ですらなかった。
同時発売の『スピットファイア』とは対照的に淡々とした描写が続く。
むしろ盛り上がりなどない。なんという大胆さ。
ミステリ部分に関しては遅くとも中盤くらいに読者は犯人に気付くだろうけど
むしろ気付いた後の会話の妙を楽しむ作りになっている。
プロメテウスの逸話とネット上に作られた自分の情報が断片となって食い散らかされ拡散していくというのをかけた
『鳥葬』というタイトルが秀逸。傑作ですわ。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 (GA文庫)
- 作者: 大森藤ノ,ヤスダスズヒト
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/05/15
- メディア: 文庫
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「……君は、臆病だね」
「!?」
「臆病でいることは冒険で大切なこと。
でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。
そこで突きつけられてしまった事実。
自分を抉る最大の因縁。
紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。
少年はそんな自分を情けなく思った。
そして少年は初めて思った。
僕は── 英雄になりたい。『偉業を成し遂げればいい、
人も、神々さえも讃える功績を』これは、少年が歩み、女神が記す、
── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
戦闘シーンはかなり良かった。
第1部完ということでこれからの展開が楽しみ。
斉木楠雄のΨ難 Extra Story of Psychics (JUMP jBOOKS)
- 作者: 麻生周一,ひなたしょう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/05/02
- メディア: 新書
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小説化しやすそうなギャグ漫画だけど
麻生周一の微妙なノリを再現するの難しいか。
『彼方セブンチェンジ』の扱いにはワラタww
総スタック数 107冊→117冊
2013年度解決数 190冊→194冊